2019年9月9日月曜日
(続編)抗不安薬で人生変わった!?僕が体験した天国と地獄(その2)
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を飲み始めて、僕は変わりました。
それも始めはよい方向に、、、
なにせそれまで、酒をのみつづけた影響もあってか、僕を包み込んでいた不安は
嘘のようにきえました。
嘘のようにきえました。
そして、なにより人が怖くない!!
あれほど、知り合いとすれ違うのすら恐れていた自分が普通に暮らしている!
薬で元気になった自分は真っ先に学校にいきました。
これでリア充になれる!
そう思ったものです。
実際しばらくはそれで上手くいきました。
友達とも女性とも緊張せず話せる、普通の人はこんな世界で生きていたのか
と、もっと早く薬にであっていればと思いました。
それだけでは終わらない、、、
ここから僕は暴走を始めます。
まともに使えたのは始めだけでした。
薬を常にポケットに1シートは確保しながら送る生活が始まりました。
もう完全に依存してるんです。
なにか友達の一言、人の言動に不安を感じたら、薬を1錠。
なにか緊張する場面に出くわしたらもう1錠。
そんな使い方してるから、薬がすぐに足りなくなるんです。
僕は行きつけの精神科では薬が足らず、
新たな病院をまわって、薬をかき集めるようになります。
最初は一軒だった、、
それが二軒、三軒とどんどん増えて行きます。
そのころは薬用のバッグも用意していました。あまりに大量なので。
そのころ、僕は出会い系にはまり始めました。
異性と仲良くなりたい!
そんな思いが僕にはつねにあったし、
失った彼女の隙間を埋めたい。そんな思いもあり、ひたすら女の子に声をかけていました。
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僕は壊れてしまった、、、
そして欲望の赴くままに薬を使い続けました。
しかしそんな日は、長くは続きませんでした。
いつものようにハイテンション(薬が効いているので悩みなんてないんです)
で担任の先生に会い、僕はいいました。
もううつ病は治りました!
彼女のことも全然気にしてません!
今まで相談にのっていただきありがとうございました!
ところで、最近メールしている女性がいるんですが、、、
と携帯の画面を見せました。
このとき先生からは、
もうこれ以上メールは送らないほうがいい。
返信を待ちなさい。
返信を待ちなさい。
と、言われたのを覚えています。
おそらく先生も異変を感じとっていたんでしょうね。
そのあと授業に参加しました。
そしてトイレに行こうと扉を開けたときのことです。
担任と教頭が目の前にたっていたんです。
そして、僕の腕をつかんで病院へ行こうといいました。
半分よっているような状態の自分は何が何だかわからずつれていかれました。
そして、大学病院でいくつかの検査を受けたあと、
先生から、これから入院する。
ということを告げられました。
自分はちょっと待ってください。といいました。
そして、トイレへ行き、もう何が何だかわかりません。持っていた処方薬をたらふくのみました。
そして先生と看護婦の前でぐでんぐでんになりながら意識を失いました。
気がついたらそこは、、。
それから1日半はたったと思います。
目が覚めると僕は牢屋の中にいました。
当時はものすごく混乱しました。
ここはどこだ!俺はどうなるんだ!?
と焦ったのを覚えています。
なにしろ、始めての精神病院だったものですから。
そこには壁も目隠しも何もないトイレ、
そして寝るためのシーツ一枚しかない部屋でした。
そこには壁も目隠しも何もないトイレ、
そして寝るためのシーツ一枚しかない部屋でした。
ものすごく怖かったです。
これが僕が抗不安薬に依存した結末でした。
実は、これは地獄なんてものではなく、
僕の人生はこれからさらに底を深めていきます。
僕の精神病院での暮らしは次に書こうと思います。
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